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2023.04.22

転職したら必ず年収UPするものですか?転職の実情とは?

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「転職して年収をあげたい」「今よりももっとよい条件で働きたい」と思い、転職活動に踏み切る人は多いかもしれません。
しかし、転職すれば、必ず年収UPするものなのでしょうか?
「実際はどうなの?」と気になる人もいるでしょう。

ここでは、転職者の給与の変化状況やポイントについてお伝えします。

転職者の給与変化の状況

それでは、転職した人の給与がどのように変化しているのか確認をしてみましょう。

厚生労働省の「令和3年雇用動向調査 転職入職者の状況  転職入職者の賃金変動状況」(※1)によると、転職により賃金が上昇した人は、全体の34.6%であり、29.0%が変わらない、35.2%が年収が減少しているとなっています。

また上昇した人の内訳としては、「1割以上の増加」は 23.7%、「1割以上の減少」の割合は 11.0%です。
年齢別にみると、10~40代までは、増加が減少を上回っていますが、50 歳以上は、「減少」が「増加」を上回っています。

つまり、若い世代は、転職により給与が上がり、逆に50代以上は給与が下がる傾向にあります。

年収が下がる転職の特徴

転職に伴い年収が下がる場合、次の5つのケースが考えられます。

①未経験業界や職種への転職

未経験の業界や職種への転職は、前職より給与が下がる傾向にあります。10代~20代など若い世代の転職に多く、転職時は年収ダウンになってしまったとしても、将来的には年収が上がっていくチャンスがあります。

②役職や雇用形態の変化

これまでの経験やスキルを活かせない転職は、役職が下がったり無くなる、また正社員からパートや契約社員などの非正規雇用に変わることにより給与が下がるケースがあります。
50代以上など高い年代の転職に多くみられます。

③無職で転職活動

次の転職先を決める前に退職し、無職の状態で転職活動を行う場合は、早く転職先を決めたいなど余裕を持って転職先を探すことができません。結果、給与条件に納得しないまま転職先を決め、年収ダウンに繋がる場合があります。

④交渉不足

選考時の自己アピールや交渉の不足により、適正な年収が得られず年収ダウンに繋がる場合があります。

⑤年収以外の条件を重視した転職

仕事のやりがい、通勤時間や残業の有無など、ワークライフバランスを重視したいなど、給与以外の条件を満たすための転職により、年収が下がるケースもあります。
年収ダウンであっても、本人が納得しているというケースが多いでしょう。

年収が上がる転職の特徴

それでは、年収アップの繫がる転職にはどのような特徴があるのでしょうか。

①キャリアアップ転職

これまでの経験やスキルを十分に活かした転職の場合、年収アップに繋がることが多いでしょう。
特にスカウトやヘッドハンティングのように企業側から求められる転職は、年収アップが大いに見込めます。企業ニーズを的確にとらえ、自身の市場価値を訴求することが重要です。

②成長している業界・企業への転職 

成長分野の業界や実力重視型の企業への転職は、給与水準が高い、または昇給率が高い可能性があり、年収アップが見込めます。
転職活動では納得できる給与水準や評価制度の企業を選び、自身の経験・スキル ・ 入社後の貢献可能性をしっかりとアピールすることが肝要です。

年収アップに繋がるポイント

現職の給与や仕事内容に不満があり、年収アップしたいという思いから転職活動をスタートする人は多いでしょう。しかし、まずは転職において自分が何を重視するのか明確化した上で、企業ニーズの調査や、企業の選定を余裕をもって行うことが大切です。

可能であれば現職をキープしたまま、心や時間に余裕を持った転職活動をおすすめします。適切に準備を行うことで、企業との条件交渉もスムーズに進められるでしょう。

まとめ

転職をすれば必ず年収アップに繋がるわけではありません。
年収が上がる転職、下がる転職にはそれぞれ特徴があります。転職において、自分が年収アップを目的とするのであれば、これらの特徴を押さえた上で、余裕をもって準備をすすめ、転職の成功に繫げましょう!

出典:※1 厚生労働省 令和3年雇用動向調査 転職入職者の状況  転職入職者の賃金変動状況

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