2022.06.13
コロナ禍における転職や就職は本当に厳しいの?「転職メリア」が回答します!
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コロナ禍での転職は求人が少なく難航しそうなイメージがありますよね。
しかしせっかく転職するのであれば安定して長く働ける企業に転職したいもの。
2022年現在に至るまで、新型コロナウイルスは転職市場に大きな打撃を与え続けています。
一部で採用活動が再開されつつあるものの、依然採用活動を停止、あるいは縮小している企業も多いようです。
採用活動に慎重になっている企業が多い中、実際、転職市場はコロナ以前と比べてどう変化しているのか?
その実態を調査してみました。
■コロナ禍の転職は以前とどう違う?
まず全体的な傾向として、2015年から2019年までは上昇していた転職率が、新型コロナの流行が本格化した2020年には低下しています。
しかし、転職率は低下しているものの、転職希望率については上昇傾向にあるようで、
正社員に限定して言うならば、転職が不活発な労働市場の中で、
転職希望率だけが上昇しているということになります。
これは、実際に転職したいと思いながらも転職を実行しない方が増えた様子が伺えます。
また一方で在宅勤務が増えたことにより自由時間も増えたこと、
そしてこれを機にキャリアの見直しを考える人が増えたことも要因として考えられそうですね。
求人率も減少傾向にあることから即戦力採用と言われてきたキャリア採用において、
これまで以上に求職者へ求めるハードルが高くなっている可能性が挙げられます。
■影響を受けた業界、受けていない業界
一口に転職と言っても業界によって大きな差が現れているようです。
旅行関連会社、航空会社、宿泊施設、飲食、エンタメ(テーマパークや舞台、音楽)などの業界は、緊急事態宣言発令時には、営業時間の短縮や休業に追い込まれ、その結果、採用活動に消極的になっています。
これらの業界では求人数自体が少なくなっているため、転職難易度も高くなっている可能性があります。
一方で、新型コロナの影響をあまり受けていない業界も存在しています。
その中で、影響を受けていないどころか、むしろ求人数が増えている3つの業界をご紹介します。
①医療・介護関連
コロナ患者の急速な増加による医療現場の圧迫により、医療業界そのものが全体的に人手不足に陥り、転職もコロナ以前より受け入れられやすくなっているようです。
また介護や福祉、保育の分野でも、高齢化や共働き世帯が増えることによる待機児童の増加が見込まれるため、求人数が増加傾向にあります。
②IT関連
様々な業界で導入検討されているAI、またそれに関連し半導体、電子部品、ソフトウェア、情報通信業界も、新型コロナの影響が少ない業界です。
ITは現在あらゆる産業に関わっており、これからの時代、IT化されない企業は生き残ることが難しい時代です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業の増加や、リモート勤務などのワークスタイルの変化により、需要が更に増加していくと思われます。
アフターコロナでも求人数は更に伸びていくと考えられます。
③物流業界
自宅で過ごす時間が増えたことや、ECサイトの発展もあって、物流網の維持のためになくてはならない業界です。
フリマアプリなど、会社間ではなく個人でのやり取りも増えているため、今後さらに需要も増えていき、求人数も安定していくことが予想されます。
これらの業界は、コロナによる新しい生活スタイルや、これからの時代のニーズを踏まえると今後さらに伸びる業界といえるでしょう。
■コロナ禍の転職のポイントは?
まずコロナ禍であるかに関わらず、未経験の職種への転職を考えるには、資格やどの業界にでも通用するスキル(営業力やマネジメントスキルなど)が重要になります。
従来の転職市場でも、業務に必要な資格を持っているか否かは、転職においてかなり重要なポイントでした。
新型コロナの影響においては、企業が思うように育成に力を入れられない状況となり、未経験業界への転職は従来の転職より少しハードルが上がったようです。
また転職希望者も増えていることから、他の求職者と差別化できる強みがなければ、転職を成功させるのは厳しいと言えるでしょう。
コロナ禍における転職成功のポイントは自身の経験やスキルを活かせる仕事を探してみること。
これまでの業務経験などから改めて自分の強みを見つめ直し、さらに自身のスキルアップを図りつつ、同時に面接対策も万全にすることが大切です。
■まとめ
コロナ禍における転職を成功させるためには、コロナの影響を受けていない、今後伸びていく見込みの業界を選んでいくことが成功への近道。
とは言え、自身が希望する業界・業種もあるかと思います。コロナ禍においては 企業が思うように育成に力を入れられないことから、今までの経験や強みを活かせる企業を軸に応募企業を探すのも良いでしょう。
コロナ禍での転職は、決して不可能ではありませんが、事前リサーチと準備が成功を左右します。
転職を検討されている方は、準備を整え転職への一歩を踏み出してみてくださいね。
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