京都の転職 メリア

会員登録
  1. ホーム
  2. 転職ノウハウ
  3. バックグラウンドチェックって何?どこまでチェックされるの?

2022.05.23

バックグラウンドチェックって何?どこまでチェックされるの?

  • メリアおすすめ記事

皆さんは『バックグラウンドチェック』という調査をご存知でしょうか。
バックグラウンドチェックとはキャリア採用時に行われる、採用候補者の経歴などを調べる調査のこと。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外では一般的に行われています。
最近では日本企業でも外資系を中心にバックグラウンドチェックを行う企業も増えてきました。

今回はキャリア転職を検討している人は知っておきたい『バックグラウンドチェック』についてお伝えします!

バックグラウンドチェックとは?

バックグラウンドチェックとは、先述の通り、採用候補者の経歴や身辺を調べる調査のこと。
アメリカでは約95%もの企業がバックグラウンドチェックを実施している調査報告もあり、海外では一般的に行われています。
またアメリカに本社を置く日本支社も半数以上がバックグラウンドチェックを実施しているそうです。

一昔前に比べ転職への捉え方もネガティブなイメージからキャリアアップ・自己成長といったポジティブなものへと変わり、転職市場がより活性化しています。
その中で、転職時に「より自分を良く見せたい!」「志望企業から内定をもらいたい!」という理由から職務経歴書や履歴書の記載内容を偽る人が増えました。

バックグラウンドチェックでは調査によって学歴・職歴・犯罪歴・破産歴などを調べることも可能。
企業は採用候補者が採用するにあたり信用・信頼できる人材なのか、経歴に虚偽がなく入社後に期待しているパフォーマンスを発揮できる人材なのか、見極め・スクリーニングのためにバックグラウンドチェックを行います。

□バックグラウンドチェックの方法

バックグラウンドチェックの方法は主に下記3つ。

  • ・第三者機関(調査会社)に依頼する
  • ・採用候補者から必要書類を提出してもらう
  • ・企業自ら調査する

3つの方法の中でも、多くの企業は第三者機関(調査会社)に依頼します。
また簡易的な調査であれば採用候補者から必要書類を提出してもらう・企業自ら調査するケースもあります。
その場合、企業の専門部署や人事部署から応募者に質疑応答が行われたり、
申告経歴を証明するための書類の提出を求められます。

バックグラウンドチェックってどこまで調べられるの?

バックグラウンドチェックを実施する際は、個人情報保護法の観点から必ず採用候補者からバックグラウンドチェック実施の同意を得なければなりません。
またただ闇雲に全てを調査するのではなく、原則採用企業の目的に合った項目だけを調査します。
そのため企業の目的によりどこまで調べられるのかは異なりますが、バックグラウンドチェックで調査可能になる項目は下記の通りです。

  • 学歴
  • 職歴 
  • ・勤務態度
  • ・犯罪歴 
  • ・民事訴訟歴
  • ・自己破産歴
  • 反社会的勢力との繋がりを確認 
  • ・SNS等インターネットメディアの調査
  • ・友人・過去の上司などへの聞き取り調査 など

バックグラウンドチェックは実施を拒否することもできます。
しかし『経歴を詐称している・知られたくない情報がある』と思われてしまう可能性も否めません。
もし何等かの理由で断りたい場合は、しっかり採用企業が納得する理由を伝えましょう。

またバックグラウンドチェック後に虚偽・相違が発覚してしまうと、ネガティブな印象を与えてしまうことになりかねません。
そのため過去にバックグラウンドチェックに引っ掛かりそうな事実がある場合や、
履歴書・職務経歴書に記載した内容に懸念・相違がある場合は、バックグラウンドチェック実施前に企業に共有しておくと良いでしょう。

経営者視点からのバックグラウンドチェックの注目度

バックグランドチェックサービス「レキシル」を運営する株式会社ビットミックスが
中途採用において決裁権を持つ経営者550名に対して行った
「中途採用活動における信用調査の必要性」に関する調査では、
キャリア採用におけるバックグラウンドチェックの重要性について以下の通り公表しています。

”「今後採用活動において信用調査が必要だと感じたことはありますか?」と質問をしたところ
非常にある12.9%、少しある44.8%と約58%の経営者が今後採用活動において信用調査が必要だと感じていることが判明した。”

参考:株式会社ビットミックス

この調査からも今はバックグラウンドチェックを実施していなくても、導入を検討する企業や興味を持つ経営者が一定数いることが伺えます。
人材採用は会社の今後を左右する大切なプロセスです。
会社にとって有益な人物であるかどうか、早い段階で見極められるバックグラウンドチェックは、日本においても今度さらに導入率が高まるでしょう。

バックグラウンドチェック自体聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、転職を検討している方にとっては全く無縁なものではありません。
必要以上に構える必要はありませんが、応募先企業によってはバックグラウンドチェックが導入されている可能性があることを理解しておきましょう。
そうすることで、いざ バックグラウンドチェックを実施するにあたり慌てることなくスムーズに応対できることでしょう。

京都の求人を見てみる 京都の求人を見てみる

関連記事