自分の市場価値を知る方法ってありますか？また高めることってできるのでしょうか？

ホーム
転職ノウハウ
自分の市場価値を知る方法ってありますか？また高めることってできるのでしょうか？

2022.12.29

自分の市場価値を知る方法ってありますか？また高めることってできるのでしょうか？

メリアおすすめ記事

転職を考える時、「転職市場において自分はどのくらいの価値があるの？」「自分の経験やスキルはどこまで通用する？」と不安を感じ、悩む方は少なくはないでしょう。そもそも「市場価値」とはどのようなものなのでしょうか？　また、自分の市場価値を知り、高める方法はあるのでしょうか？　ここでは、転職における市場価値についてお伝えします。

市場価値って何

市場価値の「市場」とは「転職市場」であり、売り手である求職者と買い手である企業が採用・求職活動を行う場所を指します。また「価値」とは、求職者が企業からどれくらい求められ、どれくらいの需要があるのかという評価や値打ちのこと。

つまり、市場価値が高い人は、相対的に企業から求められるため、転職先が決まりやすい、高い給与や役職を得やすい、希望の職種や働き方を得やすいなど、転職活動を有利に進めることができます。

市場価値を決める要因とは？

市場価値は大きく次の2点、①求職者によるもの　②企業ニーズ　によって決まります。

①求職者によるもの

1つ目は、求職者自身が持つ価値の要素です。
例として、過去の実務経験や実績、専門性や保持している資格などが挙げられます。また、コミュニケーション力、リーダーシップ、交渉力など、汎用性のあるヒューマンスキルも価値の要素の1つです。

②企業ニーズ

2つ目は、企業側のニーズです。企業が求めるニーズはそれぞれに違いがありますが、社会・業界・職種などの単位で見ると、それぞれにニーズ傾向が現れます。そのニーズにマッチすると人材価値は高くなります。
また、企業ニーズは常に同じではなく、時間の経過や、需要と供給の関係などの条件により変化します。

例えば、簿記資格を持っている場合に、需要（求人数）が多い時は、資格さえあれば応募できる求人が多数あったが、社会状況の変化により需要（求人数）が減り、逆に供給（求職者）が多くなると、資格があっても実務経験がないと応募できない求人だけになってしまうなどの変化が考えられます。
つまり、求職者が同じ実務経験、資格を持っていたとしても、企業のニーズ有無により、市場価値は変化するものであると念頭に置いておくことが肝要です。

市場価値を知る方法とは？

それでは、自分の市場価値を知る方法について、2つのポイントをお伝えします。

①自分が持つ価値の要素を知る

まずは、自分が持つ価値の要素を棚卸して整理してみましょう。
これまでに経験した仕事や成果・スキル・資格など・・・
また、ヒューマンスキルについても得意・不得意なことを1つずつ洗い出し、確認するとよいでしょう。

②企業ニーズについて情報を集める

自分の価値の要素の棚卸の次に、インターネット等を使って企業ニーズの情報収集をしてみましょう。
具体的には、次のような方法があります。

転職サイトで求人情報を確認する
転職エージェントやハローワークに登録し、相談する

転職サイトの求人情報を検索しで、「自分のスキルや経験を活かせそうな求人がどれくらいあるのか」「どのような人材像が求められているのか？」などの情報を収集おこないましょう。
求人情報に、求める人材像が記載されている場合もあります。

転職エージェントやハローワークは、転職の具体的な時期が決まっていなくても登録できます。
転職エージェントには専門のキャリアアドバイザーがいます。最新の企業ニーズや動向、自分の市場価値について質問・相談をしてみましょう。希望により、市場価値のフィードバックや転職のアドバイスを受けることも可能です。

市場価値を高める方法とは

それでは、自分の市場価値はどのように高めていけばよいのでしょうか。

まずは、企業ニーズの情報収集を積極的に行いましょう。ニーズは刻一刻と変化しているため、常に動向を意識して最新の情報にアンテナを張りましょう。

同時に、自分の価値をさらに高める努力の継続も大切です。
企業ニーズの動向を意識しながら、自分の持つ価値のあるスキルや専門性をさらに伸ばし深掘りしてみましょう。さらに新たなスキルや資格にチャレンジするなど、自発的な努力・行動をしてみるのも良いでしょう。また、現職で確実に成果や実績を積み上げるなど、自分の能力を高め、成長を目指す行動の継続が、自分の市場価値を高めることに繋がります。

まとめ

自分の市場価値を知るためには、まずは自分の実務経験やスキルの棚卸を行います。さらにその上で、インターネットや転職エージェントから企業ニーズの情報収集を行うことが大切です。情報は刻一刻と変化するため、常に最新の動向を意識しながら、自分の能力を高め成長を目指し続けることが自身の市場価値を高めることに繋がります。