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2022.08.17

新卒でベンチャー企業に就職した後に、大手企業に転職するのは難しいですか?

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新卒でベンチャー企業に就職した後で、様々な理由により大手企業に転職したいと考えることもあるでしょう。果たしてそのような事は可能なのか、またその際のメリット・デメリットなどをまとめてみました。

そもそも「ベンチャー企業」とは、「大手企業」とは

まずは「ベンチャー企業」と「大手企業」は、それぞれどのような企業を指すのかお伝えします。

□「ベンチャー企業」とは?

「ベンチャー企業」という言葉に明確な定義はありませんが、一般的には新しいビジネスモデルを独自の技術・アイディアをもとに立ち上げ、事業を推進する企業を指します。
新しい分野でのビジネスモデルを確立している企業のため、規模は小規模から中規模程度がほとんど。
企業が興って間もないこともあり、まだまだ伸びしろが大きく成長過程にあるといえます。

□「大手企業」とは?

対して「大手企業」とは業界の中での規模・知名度において常に上位に位置する企業です。正確には、資本金や従業員数も他の中小企業を圧倒している、いわゆる「大企業」とも異なり中小規模程度の企業でもその知名度などによって「大手企業」に位置付けられたりもします。

ベンチャー企業から大手企業へ転職ハードルは高くない

結論を先にお伝えすると、ベンチャー企業に就職した新卒が大手企業に転職することは、昔と比べて高いハードルではなくなりました。
なぜなら、大手企業は他社との競合で常に時代に合わせた変化を求められる中で、即戦力となる優秀な人材を欲しているからです。
新卒のベンチャー企業出身者は若くして大きな裁量を与えられ、柔軟な思考や早い判断を求められる環境で育っているため、大手企業が求める能力を培っている強みがあります。社会人経験が浅くても、自身の実績などをアピールすることで大手企業への転職には有利に傾くはずです。

またベンチャー企業から大手企業への転職者についても増加傾向にあります。これまでの大手企業や大企業は「新卒採用」「年功序列」「終身雇用」といった〝入社できたら定年まで安泰〟の三本柱が魅力として謳われていましたが、近年の就職・転職市場の変化に伴い、より自分らしい働き方ができる企業という選択肢でベンチャー企業を選ぶ新卒が増加しつつあります。
それにより昔と比較してベンチャー企業に就職する人材が増えているために、相対的に大手企業に転職するベンチャー出身者も増えている現状に繋がっています。

ベンチャー企業から大手企業へ転職するメリット・デメリット

ベンチャー企業から大手企業へ転職する具体的なメリット・デメリットは何でしょうか。

□ベンチャー企業から大手企業へ転職するメリット

大手企業へ転職するメリットとしてはまず、浮き沈みの激しいベンチャー企業と比較して安定した給与やボーナス体系が確立されていることです。OJT(実務の研修制度)や、福利厚生が充実していることも魅力ですよね。
またベンチャー企業にありがちな過重労働・長時間労働も大手企業の場合は厳しく規制されており、プライベートを大切にできる点も魅力に感じる方は多いでしょう。

□ベンチャー企業から大手企業へ転職するデメリット

反対に大手企業へ転職するデメリットとして、ベンチャー時代と比べると仕事がルーチンワークになることが多く凡庸に感じてしまう可能性が挙げられます。そもそも自分らしい働き方を目指して新卒でベンチャー企業へ就職を決めた過去があるため、大手企業の歯車的な業務の日々を退屈と感じてしまう懸念が考えられます。

また企業の規模などにもよりますが、基本的に拠点発信型ビジネスモデルのベンチャー企業時代にはなかった転勤の可能性も出てくるため、それも視野に入れておくことが大切です。
さらに大手企業ゆえの昔からの慣習で、新卒採用者の昇進を基本軸と考えているところが多い傾向にあり、中途採用者の昇進は難しい可能性があります。
職務内容に順応できるか、転勤に対しても対応できるのか、入社経歴問わず実力に叶った昇給・昇進が叶うのか等をしっかり見極め、判断していくことが肝要となります。

まとめ

新卒でベンチャー企業に就職した後、大手企業に転職すること自体は不可能でありません。
一昔前に比べ、大手企業も即戦力となる中途採用に力を入れるようになりました。
難易度は応募先企業や職種・ポジションにもよりますが、大手企業と言われるだけあり、その名だけで多数の応募者が募ります。
決して楽な道ではないでしょう。

しかし大手企業への転職は新しい道の形成にも繋がります。
大手企業への転職を考えている方は、後悔のない転職になるよう応援しております!

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